木崎祇園祭復活への想い

木崎祇園祭は地元木崎に住む有志により半世紀ぶりに復活しました。

復活への想いをご紹介します。

 

 夏の行事と言えば夏祭り。古くは江戸時代から、木崎音頭と並ぶ夏のイベント「木崎祇園祭」がありました。

『7月28日早朝、太鼓の合図とともに祭り準備が始まる。

 町内大通り北側に幟竿を建て、町内中に細い新縄を張り巡らし御幣をつけて歩く。祇園の準備は酒のにおいも交えて進む。

  町内に安置された神輿は、数十人の男衆が担ぎ、数十メートル行っては落とし、しばらくそのままワイワイガヤガヤ…。そしてまた担ぎ出しては落とし、6時間ほどを要して上町から下町までを往復する。

 年番町内の主婦たちは勝手働きに忙しく、子供たちは夜店のガス灯に吸い寄せられ、大人たちは酒の匂いをさせながら神輿に参拝し、余興見物でまた一杯。

 翌29日、背中に御幣をたてた神馬が上町から下町へと一巡し、子ども神輿、大人神輿の順で行われた。前夜からの来客も含め、町は一日中大盤振る舞いだ。』 

当時の賑やかな、祭りの様子です。 

 私たちの町、木崎に古くからのお神輿があるのをご存知ですか? 

現在、神輿は毎年7月の最後の土日に、木崎地区に飾られています。

もともと神輿はかつぐもの。

人と人とで力を合わせてつながり、担ぐもの…東日本大震災以来、「絆」という 言葉をよく耳にするようになりました。

人と人とのつながりが希薄になりつつある昨今、これを機に自分たちの住む町、これからも暮らしていくであろうこの町の人々とつながり、もりたてていくきっかけになるのではないかと考えています。

  そこで、神輿の復活へ向けて、協力者、賛同者を募集しています。神輿を担いでみたい方はもちろん、

お祭り大好き、町興しに興味アリ、神事が好き、子供に体験させたい、等、動機もきっかけもなんでもあり。

みんなで楽しくつながって、盛り上がっていけたら、代々受け継がれてきた神輿にも光が当たり、

この町の明るい未来へとつながっていくのではないでしょうか。 



こんな想いが地元の皆さんのご理解ご協力により叶い、半世紀ぶりに木崎祇園祭が復活したのです。

私たち木崎祇園祭実行委員会はこのお祭りがきっかけで、たくさんの人々とつながることができました。

そして地元木崎の人々の温かさを知ることができました。

今後もこのお祭りが末永く続くように、そして町の活性化のために活動していきます。